2016年11月01日

宗教改革記念日

論壇           宗教改革記念日       10302016


 15171031日、修道士マルティン・ルターは、当時カトリック教会が行っていた「贖宥状」(俗に免罪符とも言う)に抗議して、ヴィッテンベルグ城塞教会の扉に、神学公開討論会への招きである「95カ条の提題」を掲出しました。これはラテン語で書かれましたが、ただちにドイツ語やヨーロッパの諸言語に翻訳され、宗教改革の発端となりました。


 秋になりますと私は繰り返して、この論壇で宗教改革の様々なエピソードを書いてきましたので、『論壇集』で、過去の記事を読みかえして学んでください。論壇集はまだ在庫があります。販売図書コーナーでご購入ください。第1集(19972001)100円、第2集(20022006)200円、第3集20072013年)=300円です。


 来年は宗教改革500周年で、すでに各教派で様々な行事が行なわれています。改革派教会は来年1016日、日本キリスト教会との合同で「宗教改革500周年記念合同教職者会」を、柏木教会で開きます。私たちもこの機会にプロテスタントの信仰の歴史を正しく学びましょう。


 改革派神学研修所では昨年、夜間神学講座で、新所沢教会の長田詠喜教師が「ルターの生涯と信仰」という講演をされました。その記録が『まじわり』誌に連続10回連載されました。しかし月刊誌での1年にわたる連載でしたので、記憶が薄れたかもしれません。この講演は皆さんの良い教育材料であると思いましたので、このたび、著者からデータをいただき、小冊子にまとめ、週報ボックスに入れておきました(夫婦で1冊)。ルターについての初歩的でまとまった知識を蓄えるのに便利な教材です。ぜひお読みください。


 年代の覚え方ですが、ルターの父親は鉱山の経営者でしたので石屋さん、死後の評価は以後四分六ということで 14831546年 と覚えます。ジャン・カルヴァンは、ルター誕生の26年後1509年に誕生し、26歳で有名な『キリスト教綱要』を書き(出版は27歳)、55歳で亡くなりました(1564年:日本では、上杉と武田の最後の川中島合戦の年)。


 当時のヨーロッパは、教皇と諸国王との争い、国王どうしの争い、農民と地主との争いなど、激動の時代でした。誰もがルターと教皇との争いを、自らの都合に合わせて政治目的のために利用したのです。ルターは結局、宗教改革の目的を十分に達成できませんでした。国家の都合ではなく、神の言葉によって自らを徹底して改革し続ける教会、改革派教会が誕生して来るのは、カルヴァン(15091564)からです。カルヴァンの指導したジュネーブの教会の運営は世俗の権力によらず、教会の長老によって治められるので、長老主義教会とも呼ばれるようになりました。私たちの日本キリスト改革派教会は、神の言葉によって常に改革を続ける理想を掲げた教会です。

posted by 横浜中央教会 at 20:15| ◇論壇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする