2016年05月14日

ペンテコステ

論壇            ペンテコステ          5152016


 本日はキリスト教会の誕生日をお祝いするペンテコステ礼拝です。イエス・キリストの十字架から50日後、昇天後から10日後、イエスの予告した聖霊降臨が起こりました。それはユダヤ人たちの年中行事である三大祭の一つ「五旬祭」の最中でした。ペンテコステとは50日目という意味で、過越祭から7週を数えた翌日50日目という意味です。


 キリスト教会の中にはペンテコステ教会という教派があります。これはクリスチャン個人における聖霊の働きを強調し、異言など神がかり的な体験を強調します。聖霊降臨の時に起こったような大掛かりな奇跡が今も存在すると考え(または希望し)、自らの教会にペンテコステという名称を冠しています。これはキリスト教会2000年の歴史の中に繰り返し登場してくる団体で、霊的体験、感情の高揚を追求し、そこに信仰の意味と喜びを追い求めるのです。


 またこれとは別に、英国のジョン・ウェスレーの系統を受け継ぐホーリネス系、メソジスト系などの教会でも、個人個人における聖霊の働きを強調し、これらの教派は「聖潔(きよめ)派」と呼ばれます。


 聖霊なる神様の働きはそのようなものに限定されるのか。改革派教会は今から30年前、当時の日本の教会の中にあった、混乱した聖霊理解を正すために「40周年記念宣言、1聖書について、2聖霊について」を発表しました。本日の礼拝説教において皆様と共に学ぶのはこの「聖霊について」の宣言です。


 この宣言の強調点は、神の第三位格であられる聖霊は、旧約・新約両時代を通して、それぞれの時代にふさわしい働きをしておられますが、新約の時代においては教会と信者個人の中において、特別に御国完成のために働いておられます。しかしペンテコステ教会や、きよめ派教会の理解と違って、聖霊はまず教会という組織に働かれるのです。


 聖霊は信者を一本釣りで釣り上げて、これを教会という養魚場に入れるのではありません。なぜなら教会の頭であるキリストは「教会を集め、守り、教会の敵を征服し、役員と民に賜物を与えられる」。また「聖霊は、教職者たちをその聖なる職務に召し、任職し、他のすべての教会役員にその特別な働きのために能力を与え」「み言葉と礼典…に効力を与え」「教会を教え導き、保持し、増し加え、潔め、遂に神のみ前に完全に聖くされる」からです。ウェストミンスター信仰告白が「教会の外には救いの通例の可能性はない」(252)と断言したのはこの意味においてです。私たちも大・中会の活動や行事に関心を持ちましょう。

posted by 横浜中央教会 at 20:59| ◇論壇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする