2016年03月20日

矢内昭二先生

論壇           矢内昭二先生         3202016


 引退教師矢内昭二先生が316日(水)夜845分に召されました(88才)。入浴中の突然死だったそうです。葬儀は故人の遺言によって、家族葬で行い誰にも知らせないということでした。昨日家族のみで火葬を終え、本日午後1時半、国立教会で記念会が行われます。家族と国立教会員のみの会ということで、私も呼ばれなかったのは残念ですが・・


 矢内先生は日本基督改革派教会創立宣言執筆者の一人である、北浦和教会牧師松尾武(1908-1967)から受洗、神戸改革派神学校卒業。1953年第8回定期大会で東部中会の教師試補登録、1954年第9回定期大会では正議員(東京教会牧師)として出席。日本基督改革派教会の第2世代に属します。


 東京教会は伝道開始日と教会設立日が同日の19541017日です。この日、新教出版社の一室を借りて最初の礼拝が行なわれました。これは東京恩寵教会の会員の一部が「東京伝道」を合言葉に、当時27才の矢内先生を中心に株分けして始めた教会です。この東京教会で先生は1998年の引退まで奉仕され、その後は羽生栄光教会で代理牧師を2003年まで務めてから引退されましたが、改革派神学研修所では健康が支えられている限りご奉仕されました。


 また先生は青年時代、東京教会牧師業の傍ら、東京大学大学院宗教学歴史学科に通われ卒業されました。私は19688月に矢内先生から受洗、1974年、先生の司式で結婚しました。私たちの教会が現在地を購入し、会堂を建てた時は、多額の献金と融資をして下さいました。先生の多くの業績の中で特筆すべきは多くありますが、字数の関係でごく一部を下記に紹介します。日本キリスト改革派教会の一つの時代が終わったのを感じます。       


1964年:第1次横浜開拓伝道開始。これは現在の横浜教会となって結実。

1975年:改革派神学研修所設立:神戸改革派神学校改革の行き詰まりを覚え

    た東部中会の有志(矢内昭二、榊原康夫、岩永隆至など)が始めた、

    牧師の相互研修機関及び牧師養成機関。

1976年:日本基督改革派教会30周年記念宣言(教会と国家に関する信仰の宣

    言)を、故榊原康夫教師と共同で執筆。

1978年:第2次横浜伝道開始。1217日横浜駅ビルの一室を借りてクリスマ

    ス集会開催。1988年横浜西口教会設立。

1986年:日本基督改革派教会40周年記念宣言(聖書について)を故榊原康夫

    教師と共同執筆。上記両宣言によって、その後の改革派教会の神学

    と教会の方向性が定まりました。

主な著書:『ウェストミンスター信仰告白講解』『ウェストミンスター信仰

    基準の研究』『改革派教会の霊的戦い』など。

posted by 横浜中央教会 at 15:54| ◇論壇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする