2012年02月05日

信教の自由を守る日

論壇       信教の自由を守る日       252012 

 今週土曜日は「信教の自由を守る日」(別名「建国記念の日」)です。1872年(明治5年)に制定された紀元節(211日)は敗戦と共に廃止されましたが、日本の右傾化と共に紀元節復活運動が始まりました。1957年から「建国記念日制定に関する法案」が9回国会に提出されました。

 しかし当時野党第一党の日本社会党が「建国記念日」の制定を「神武天皇即位の年月は、歴史上、科学的に根拠が薄弱であり、戦争に利用され、偏狭なる忠君愛国の教育とも相待って、日本の進路を誤まらせたもの」と反対し、法案は9回とも廃案され、成立には至りませんでした。その後政府は「建国記念の日」と名称変更し、日付については2.11にこだわらず、学識者会議に付託するという迂回作戦を取り1966年に可決。しかしその半年後には、結局2月11日を押し付け、決定させてしまいました(『シャキッと歯ごたえ、聖書のことば』36頁参照)。

  1979年には「元号法」が成立しましたが、「元号」とは皇帝が時間をも支配するという中国の思想の輸入で、日本の天皇支配に利用し、天皇の代替わりの時に変更しています。私たちクリスチャンは、この思想を国民に強制することに反対し、教会では決して元号を使いません。この時の総理府総務長官は「一般国民は、これまでと同様に今後も、元号、西暦を自由に使い分けていただいて結構である。公的機関の窓口業務においては、…西暦で記入されたものも適法なものとして受理されることはいうまでもない」と言明しました。これは現在でも有効ですので、皆様は役所などで書類を書く時、印刷された元号を消して西暦を書きましょう。もし窓口で文句を言われたら上記の声明を見せれば必ず通ります。(掲示板参照。コピーの必要な方は受付にあります)

  さて2.11制定の時から各宗教団体が反対運動を繰り返しましたが、この日を「信教の自由を守る日」として45年間反対活動し続けている団体は、キリスト教界を除いて少なくなってしまいました。日本の右傾化現象は、特に教育の分野で進み、大阪の橋本市長と維新の会の躍進に見られるように、非常に危険な状況になってきました。「君が代」を歌わなかったり起立しない公務員は厳しい迫害に遭います。私たちは世間にこの事の不当性を訴える時、感情的になっても理屈っぽくなってもいけないでしょう。「君が代」が国民主権と全く異質なものであること、さらに強制しなければ歌ってもらえない国歌の愚かさを静かに説得しましょう。私自身は、昨年の3.11を経験した日本では「ふるさと」が国歌にふさわしいと思います。  


posted by 横浜中央教会 at 06:18| ◇論壇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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